ふいの不登校

ふいの不登校と、親であるさくのお話

変化のとき…なのか

こんばんは、さくです。

 

夏休みが終わる頃、ふいが学校への思い、悩みをわたしにぶつけてきました。それを受けて、わたしの中からいろんな思いが湧き上がってきました。

 

嬉しい

誇らしい

教えたくなる、道を示したくなる

不安

期待

…わたしは、ふいが学校へ戻ってくれたらそれでいいと思っているわけではないので、複雑です。複雑に捉えすぎているのかもしれません。

 

ふいの思い

ふいが学校に行かなくなったのは、2年生のときの担任の先生がきっかけでした。

もちろんそれは、わたしがふいの言葉を聞いて、そう思ったにすぎないことです。

ほかにも理由となることはあったと思いますが、主に給食をめぐっての先生とのやり取りが大きな要因となったように感じています。

 

ふいは、その先生のことがトラウマだと言い続けていました。

でも、学校に行きたくないと心からの声で言っていたふいが、当たり前だけど変化しているのですね。

 

2年生の1月下旬より学校に行かなくなってから、3年生の前半までは放課後に先生に会いに行っていました。3年生の後半は全く行かなくなり、4年生の最初に新しい担任の先生に会ってみたいと一度だけ放課後に行きました。

5年生は行っていなかったのが、秋口から学校へ顔を出したいと言い出し、3月に2回午前中に行きました。そして、6年生を迎えて、1学期は3回学校へ行きました。

 

ふいが今回話したことは

勉強がしたい。学校に普通に行って、みんなと仲良く過ごしたい。でも授業についていけない。お母さんはわからないけど、お父さんは高校に行ってほしいと言ってたでしょう。このままじゃ、高校に行けないと思う。でも、今からなら勉強に追いつけそう。9月からやってみたら、中学生になる前にできるんじゃないかな?勉強するのは好きなんだよ。2年生の頃のことだから、わからないけどね。だから、どうしたらいいのかな?

ということでした。

実は夏休みに入った頃にも同じことを話してくれました。泣きながら、振り絞るように、言葉にしていました。

今回は、そのときほどではないにせよ、涙が出そうになりながら、自分の思いを言葉にしていました。

 

わたしはどうしたか?

ふいが生まれてから、わたしはふいより先に立って、あれやこれやと世話を焼いてきたタイプの母親でした。

だから、なのでしょう…

どうしたらいい?

と、ふいは聞いてくるんじゃないかな、と思っています。

 

わたしの過干渉から今はこんな感じ、でも、これからはふいの先に出ないで、ふいが自分で考えて、自分で決められるように…と願うわたしは、これにどうこたえていいものか、迷いました。

 

6年生の4月、とても気楽な雰囲気の中、

勉強したいんだけど、どうしたらいい?

と聞かれたとき、わたしは、

うーん、わたしは、ずっと学校に行って勉強し続けてきた人だからわからないんだけどさ、ひとまず6年生の勉強をしてみるってのもひとつなんじゃないの?

と答えました。

そうやってこたえたことは、ふいの可能性、自分で考えて決めていくことへの妨げとなったのではないか?と思い、ふいの「勉強したいんだけどどうしたらいい?」という言葉には、どういう気持ちがこもってたのかを、感じられればよかったと思いました。…本当に具体的な答えを欲していたのか、それとも勉強したくてどうしたらいいかな〜って思ってる、そこを聞いて欲しかったのか…

 

次にふいが勉強の話をしてきたのは、夏休みに入った頃。そのとき、

6年生の勉強からやってみてもわかるわけない、割り算わからないもん

と振り絞るように話してくれたのでした。

ふいがわたしの言った「6年生の勉強からしてみたら」という言葉にとても傷ついていることを感じ、謝りました。

わたしが6年生の勉強からやってみたらと言ったね、軽率だったね、ごめんね

そして、すごくすごーく迷ったのですが、あとで誰に間違ってると言われても、わたしはふいの「勉強したいんだけどどうしたらいい?」の問いにこたえようと思いました。

わたしはいくつか案を出しました。

  • わたしとやる
  • 家庭教師
  • 通信教育…すららというのをフリースクールの人から聞いたことがある
  • 塾に行く
  • ドリルを買ってやる

 

ふいはわたしのこたえを聞いて、少し落ち着いたように見えました。もう少し考えてみる、と言ったか、とにかくふいから話を終わりにして、自分の部屋へ戻っていきました。

 

と、こんなことがあっての、夏休みの終わりの話だったのでした。

 

 

長くなりそうなので、次回に続きを書きたいと思います。